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2013年夏の甲子園準決勝花巻東の千葉選手のカット打法封印 [高校野球]

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156センチの小柄な体をさらに小さく丸め、ファウルで粘って出塁-。身長を生かした打撃スタイルで甲子園球場を沸かせ、花巻東をベスト4まで導いた小さな2番打者、千葉翔太選手(3年)。21日の準決勝を観戦していた花巻東のOBたちは、千葉選手のプレーに「涼平さんを思い出すな」とつぶやいた。

 4年前の第91回全国高校野球選手権大会で、ベスト4まで勝ち進んだ菊池雄星投手(現、西武)を擁する花巻東ナインの2番打者、佐藤涼平さんのことだという。

 佐藤さんは千葉選手よりも小さい155センチで、同じ2番打者で中堅手。小さなその体を目いっぱい小さくし、ストライクゾーンを狭める打撃スタイルまでそっくりだ。それもそのはず、千葉選手は、佐藤さんに憧れ、同じ花巻東の門をくぐったという。

 しかし、2011年7月に日体大野球部に所属していた佐藤さんは自殺してしまった。

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 19日の準々決勝の鳴門戦、千葉選手は相手投手に41球を投げさせ、5打席で1安打4四球と、チームの勝利に貢献。しかし、試合後に大会審判部からの注意を受け、準決勝は、相手投手に投げさせた球数は4打席でわずか10球。4打数無安打と結果を出せなかった。

大会本部は指摘のタイミングについて「3回戦までは問題なかったが、準々決勝で(バントと)紛らわしく思える打ち方があった」と説明している。 バッティングスタイルはそんな急に簡単に変えられるわけがない。千葉は「自分の野球ができなかった」と号泣した。

 千葉は19日の準々決勝でも粘って5打席5出塁と活躍。審判部はこの準々決勝後に、千葉の打法について「打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、バントと判断する場合もある」と定めた高校野球特別規則があることを佐々木監督らに伝えた。このため千葉は準決勝でもカット打法を続ければ、2ストライクと追い込まれるとファウルがバント失敗(三振)と見なされる可能性があった。

 得意のカット打法が封印されてしまい本当にかわいそうである。




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